本来の自分とは?

本来の自分とは?


『本来の自分』という、私の所では、今まであまり出て来なかったけれども、皆さんにとっては重要だと思えるキーワードが短期間で複数の人から出ました。

或る人は
「本来の自分をさらけ出さなければいけないのではないか?」
とおっしゃいました。

さて、本来の自分とはどんな自分なのでしょうか?

本屋さんに売っている自己啓発本には「本来の自分になりましょう」とか「本来の自分をさらけ出しましょう」「本来の自分を見つけましょう」などと書かれていそうですよね。

本(部長に怒られる、花) → 見る、聞く、臭い、触るなど、あなたの五感で感じる → あなたの認知(考え方や価値観など) → 感情(怖い、奇麗、鬱など) → 症状、結果、行動など

「もう見飽きました」
と言われるかも知れませんが、心の公式、です。
(自分の認知を修正して楽になりだと思っている人は上記の公式を、見飽きた、と思えるほど理解納得する必要があります。)

さて、本来の自分、というのはどういう自分なのでしょうか?
心の公式を使って考えて行きましょう。

まず、『本来の自分をさらけ出していない』という人は、心の公式の『感情(怖い、奇麗、鬱など)』や 『症状、結果、行動など』を隠そうとしているからいけない、というように思っているわけです。

例を使って具体的に書くと、新入社員のA君が部長に怒られて怖がっている感情を周りに隠そうとしたり心臓がドキドキしているのや手足が振るえているのを隠そうとしたとしましょう。
『本来の自分』と言っている人たちは、A君は怖がっている自分を隠そうとしていたり心臓がドキドキしているのや手足が振るえているのを隠そうとしているから本来の自分ではないと言いたいのです。
でも、おかしいですよね。
怖いという感情や症状を隠そうとしているA君も本来のA君ですよね。

『本来の自分』という事を突き詰めたら、何処までが本来の自分で何処からが本来の自分でないのか何が何だか分からなくなるのです。

もう一つ、『環境遺伝』という例え話も書きましょう。
若しもあなたが生まれてすぐにアメリカ人の白人の夫婦に養子に出されたら今のあなたぱどうでしょうか?
姿形は遺伝子で遺伝しますから今のあなたに近いでしょうが、心は環境で遺伝しますから(心は生みの親より育ての親に似る事)全然違っていると思いませんか?
少なくとも日本語は全く分からないはずです。
頭の中は英語で考えていてアメリカ人のアイデンティティを持っているはずです。
さて、生まれてすぐにアメリカ人の白人の夫婦に養子に出されたあなたは何処から何処までが本来のあなたなのでしょうか?

結構いい加減でしょう。

私は全てが本来のあなただと思います。

今、対人緊張症や神経症、うつ病で苦しんでいるあなたも本来のあなたで、私の所で人生勉強をしてあなたの認知や考え方、価値観を多くの困っていない人たちと同じように合わせて対人緊張症や神経症、うつ病で困らなくなったあなたも本来のあなたで、上記のA君のように自分の怖がっている感情や症状を隠そうとしているあなたも本来のあなただと思います。

今日、私が言いたい事は、本来の自分をさらけ出したり、本来の自分探しをする事は、ほとんど価値のない事で、あなたの認知(考え方や価値観など)、をあなたの意思であなたの望んでいる自分自身、自分自身が愛せる自分自身になる事などがとても重要だと思います。
ちなみに、多くの困っていない人たちも自分の感情などを隠す事もあります。
ポジティブな人は本当に愛せる自分自身になる為に自分自身で自分の認知(考え方や価値観など)を修正していますよ。

心理療法(認知行動療法)ハッピーライフ 矢野裕洋(笑)